太東岬

太東岬

太東岬目次

  1. 太東岬について
  2. 灯台
  3. 心霊
  4. ランチ
  5. 釣り
  6. キャンプ
  7. アクセス
  8. Tiktokで情報を見る
  9. instagramで情報を見る
  10. Googleで口コミを確認
  11. Twitterで情報を見る

◆太東岬について

東京から電車で2時間、千葉県の南東に位置する、いすみ市。

チーバ君を使って説明するのならば、丁度お尻のあたりです。

もしかすると、これは千葉県民独特の例え方だったかもしれませんね。

それはさておき、いすみ市は、「現代的」という言葉からは程遠く、豊かな自然に囲まれてゆったりとした時間が流れます。

里山も、海も、川も、あらゆる自然がそこにはあるのです。

市内のどの駅からも、少し足を伸ばせば田畑が広がっており、その背景には青い空。

昔から経営されているお店も多々あり、まるで昭和にタイムスリップしたような昔懐かしさを感じます。

豊かな自然にあやかって、千葉の三大銘柄に数えられている「いすみ米」や、地だこ、そして伊勢海老が特産物となっています。

観光について言えば、ローカル線である「いすみ鉄道」は、撮り鉄の人々を始めとし、多くの人から愛されている存在です。菜の花畑を走る、可愛らしい列車の様子を収めた写真を目にしたことがある人もいるかもしれませんね。

魅力を語り出したらキリが無い、魅力たっぷりないすみ市ですが、ここでは、そんないすみ市の中でもスポットを絞り、「太東岬」についてご紹介します。

東京駅から総武線の電車に乗り、外房線に乗り換えるとやがて到着するのが太東駅。

昭和の雰囲気漂う駅舎から、南東に向かってほぼ真っ直ぐに歩いて行き50分、太東岬が見えてきます

この岬は別名「太東埼」、そして「恋のヴィーナス岬」という愛称があり、太東の観光スポットとして愛されています。

太東岬は、チーバ君の背面を南北になぞる九十九里浜の、最南端であるリアス式海岸に位置し、高さ約60メートルの断崖絶壁が特徴的です。

また、富津岬から南方に続く南房総国定公園の一部でもあります。

「岬」というくらいなので、どうしても海ばかりに目が行ってしまいますが、この地に群生している植物にも注目です。

というのも、太東岬の植物の群落は、大正9年7月に日本で最初の天然記念物に指定されているんです。

昔は海岸一帯に30種類以上の植物が群生しており、研究にも絶好のポイントでしたが、波による浸食が著しく海の中に沈んでしまった箇所もあり、大分小規模にはなってしまいました。

ですが、ハマエンドウやハマニガナ、ハマボウフウなどの海浜植物や、6月に一面に広がるスカシユリやハマヒルガオは、今でも見ものですよ。

灯台、海水浴場、釣りスポット、キャンプ場、美味しい海鮮を食べることができる定食屋さん。太東岬の周りには行くべき場所、できる体験がいっぱいです。それらの魅力を1つ1つご紹介していきましょう。

◆灯台

この地の目玉スポットといえば、太東岬の先端からやや内側の方へ行ったところに佇んでいる、「太東埼灯台」。高さ15.9メートルの中型の灯台で、そこから発せられる光は太平洋を41キロ先まで照らします。

緑に囲まれたこの灯台は2代目であり1972年に建てられたものです。

初代の灯台は、現在の位置から100メートル先の海沿いにありましたが、大規模な崖崩れの影響で移築されることになりました。

灯台の中に入ってみたいところではありますが、残念なことに現在それはできないようです。

しかし、灯台の周りに広がる展望台から一望できる、きらきらと輝く大海原はかなりの絶景。初日の出を拝むことが出来る絶好のスポットとしても知られています。

同じく千葉県内にある銚子の犬吠埼に次いで全国で2番目に早く初日の出を見ることが出来るということで人気の地なのです。

注目するべき点は他にもあります。太東埼灯台は、ロマンスの聖地にふさわしいとして一般社団法人日本ロマンチスト協会と日本財団によって2019年に「恋する灯台」に認定されました。

想い合う2人で是非訪れたいですよね。

そしてここでは、いくつかイベントが行われています。

その1つが毎年5月4日に開催される「太東埼灯台まつり」

食べ物の屋台が並ぶ他、地元の特産物の販売が行われています。

そしてこのイベントにおける大注目の催し物が、参加費無料の絶叫大会!

誰でも参加することができるので、日頃のストレスをここで発散してみるのはいかがでしょうか。

◆心霊

ロマンティックな絶景スポットであるとご紹介した太東埼灯台ですが、一方で背筋が凍るような恐ろしい噂も。

夜、灯台の前にある崖の下を覗くと、引きずり込もうと霊の手がいくつも伸びてきてあの世に連れて行こうとしてくるというのです。

前の項目で、現在の太東埼灯台は2代目であり、初代の灯台は海沿いに建てられていたというお話をしましたが、その初代の灯台からは、飛び降り自殺をする人が後を絶たず、地元の人々から「自殺の名所」として恐れられていたそうです。

中には全身を火に包まれながら飛び降りた人もいたんだとか…。

この世を恨み自殺した人達が霊となり、危害を加えようとしてくるのでしょうか。

相当な怖いもの好きでない限り、日が沈んだ後は安易に近寄るべきではないでしょう。

ただ、せっかくの絶好の初日の出スポットでもあるので、もしも元旦に暗い時間から行って日の出を待ちたいと思うのなら、複数人で連れ添って出向くのが吉かもしれませんね。

◆ランチ

いけす料理あき 

 せっかく海沿いの地に来たのなら、海鮮料理を食べたいところですよね。

そこでこの項目では、美味しい海鮮料理を食べられるお店をご紹介します。

太東岬から徒歩20分、車で5分の場所に位置する、「いけす料理あき」

その名の通り、店内には生け簀が設けられており、その中には漁港で仕入れた魚介類が。

新鮮な海鮮料理を食べることができます。

このお店の看板メニューは、「元祖 伊勢海老天丼」。

ボリューム満点の天丼に、伊勢海老頭のお味噌汁が付いています。

その他にも、千葉の郷土料理である「さんが焼き」の定食や、金目鯛の定食、秋冬には、体温まる「地はまぐり鍋」など、バラエティーに富んだお品書きです。

新鮮で高級な食材を使っているのでちょっぴりお値段も張りますが、せっかく太東に来たのなら、少し贅沢をして記憶に残る海鮮料理を堪能してみませんか。

海が目の前に広がる太東では、もちろん海水浴を楽しむことができます。

メインのビーチとなるのが、「太東海水浴場」

ヤシの木が生えた遊歩道に鎮座する、鳥のようなモアイのような何とも言い難い石像と、その横に数匹並ぶイルカの像が目印。

シャワー室や休憩所などの設備も整っており、夏になると海の家も営業します。

波は九十九里の海水浴場の中では比較的穏やかで、家族でも安心して遊ぶことができますよ。

オリンピックの会場になった一宮町の釣ヶ埼海岸が近くにあり、海水浴目的の人の他、多くのサーファーで賑わっています。

「サーフタウンフェスタ」というサーフィンのイベントも毎年行われており、サーフィンカルチャーがこの地で大いに盛り上がっています。

◆釣り

太東漁港

太東で有名な釣りスポットとしては、「太東漁港」がありました。

「過去形?」となりますよね。キスやアジ、スズキやクロダイと様々な魚を釣ることができ、家族連れにも大変ポピュラーな釣り場でしたが、非常に残念なことに、現在は釣り禁止となってしまったのです。

ですが、他にも釣りを楽しめる所はあります。

ワイルドキッズキャンプ場の下にある岩場や灯台の下はクロダイが狙えるポイント

また、太東港から出ている船に乗って、沖釣りを体験することもできるんです。

例えば、「勘栄丸」の乗船プランでは、ヒラメや真鯛、イサキを釣ることができます。

初心者であっても、手厚くサポートしてもらえるので安心して参加することができますよ。

体験料金は狙う魚で異なり、ヒラメ釣りと真鯛釣りは12000円、イサキは11000円です。

他の船の「重宝丸」でのプランも同様の料金です。

真鯛以外のプランでは、早朝4時頃と集合時間が非常に早いので、前日は夜更かし禁物です。

乗船スタイルは、他の複数のお客様と乗り合わせる「乗合予約」の他、船を丸々貸し切ることができる「仕立予約」があり、サークルや友人、家族で貸し切って楽しむのもありですね。

ワイルドキッズ岬オートキャンプ場

◆キャンプ

 太東の自然に囲まれて一晩過ごしたい。

そんな願いを叶えるのが、太東岬から北に行ったところにあるキャンプ場、「ワイルドキッズ岬オートキャンプ場」。

このキャンプ場は、炊事場や無料のランドリーなどの基本的な設備に加えて、なんと地下水を使った露天風岩風呂まであります。

お肌がツルツルになると評判だとか。

その他にも敷地内には、子供が遊ぶための広場、展望台や釣り場、さらには弥生時代の遺跡もあり、様々なアクティビティを楽しめますよ。

必要な物は売店や周辺にあるコンビニでも買うことができます。

先ほど紹介した太東海水浴場へは、キャンプ場から1.8キロとアクセスも良好です。

使用料金は、母父子供の家族3人で宿泊する場合、入浴料を入れて7千円弱といったところでしょうか。日帰り利用もできますよ。

気を付けなければいけないのは、現在コロナの感染予防のため、1家族5名まで、グループは3名までに限定されているということ、そして原則火曜日が休業日となっています。

訪れる際は公式ページを見るようにしてくださいね。

◆アクセス

今回ご紹介した各スポットへの各アクセス時間を記載しました。 

【太東岬/太東埼灯台】太東駅から徒歩で約50分、自転車で18分、車で9分。

【いけす料理あき】太東駅から徒歩で約35分、自転車で13分、車で6分。

【ワイルドキッズ岬オートキャンプ場】

太東駅から徒歩で約50分、自転車で18分、車で9分。

【太東海水浴場】徒歩で約33分、自転車で11分、車で8分。

車を使用すれば全ての場所に10分以内で行くことができますが、徒歩だとなかなかの時間がかかりますね。

真夏日に徒歩で向かうのは少しキツいかもしれません。

太東駅周辺でレンタサイクルを行っている施設の情報はありませんでしたが、大原駅にある「いすみ市観光センター」ではレンタサイクルを行っているので、そちらで自転車を借りて太東までサイクリングするという楽しみ方もアリですね。

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